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植物油の事

石けん作りや美容クリームには、主に植物油を用いてますが、教室で

「種類によって何がどう違うの?特徴は?」
 
「食用と美容用の違いは?」

との質問をよく受けます。教室でのテキストにも簡単には書かせていただいているのですが、

美容に興味がある方は、さらに追及したくなるものです。

今回は、石けんや美容基材の植物油だけでなく、食用としての植物油の特徴や成分をまとめてみました。

***  (注:基本的なことですので、ご存知の方はスルーしてください。)


脂肪酸には飽和脂肪酸不飽和脂肪酸の2種類があります。

植物油の大きな特徴は不飽和脂肪酸が多く含まれている点です。


【脂肪酸の分類】
 ①.飽和脂肪酸は牛や豚などの油脂に含まれ、飽和脂肪酸の豊富な油脂は常温で個体

 ②.不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く含まれ、不飽和脂肪酸の豊富な油脂は常温で液体
    ↓
   一価不飽和脂肪酸多価不飽和脂肪酸とに分けられる。


不飽和脂肪酸の分類】

 ①.一価不飽和脂肪酸・・・オレイン酸。血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがありまます。
                  体内合成ができる脂肪酸。

 ②.多価不飽和脂肪酸・・・リノール酸、α-リノール酸。体のあらゆる構成材料として、
                  私たちが生きていくうえで欠かせない成分。
                  必ず食べ物から摂取しないといけないことから「必須脂肪酸」と呼ばれます。
              

【植物油に含まれる脂肪酸をさらに詳しく】
(①飽和脂肪酸)

 *ラウリン酸*
酸化に強く、冷たい水でも汚れをしっかりと落とせる性質からシャンプーなどの洗浄目的とした製品を作るのに重宝されます。ラウリン酸が豊富な植物油を配合した石けんは溶け崩れしにくく、大きな泡を素早く作ることができまます。
コオナッツオイル、パームカーネルオイル、など。

 *ミスチリン酸*
動脈硬化の原因などになることから食用にはあまり適していません。
しかし、酸化にしにくく、かつ豊かな泡が簡単に作れるので、石けんやシャンプー剤に利用されます。ラウリン酸より更に細かく持ちのいい泡が作れるのが特徴です。融点が55℃のため溶け崩れにくい石けんが仕上がります。
ココナッツオイル、パームカーネルオイル、ラード(豚脂)、バター(乳脂)、など。

 *パルミチン酸*
融点(溶ける温度)が60℃以上なのが特徴で、溶け崩れしにくい硬い石けんを作る場合に使います。
配合すると泡の持ちがよくなるなどのメリットはありますが、皮脂腺の働きを妨げるデメリットがあり、肌の敏感な人には向いていません。
パームオイル、カカオバター、ヘッド(牛脂)、ラード、みつろう、など。

*ステアリン酸*
融点(溶ける温度)が70℃以上と、他の脂肪酸に比べて比較的高いのが特徴でろうそくの原料にも利用されます。
化粧品に利用すると酸化しにくくというメリットがあり、石けん作りにも適しています。
カカオバター、シアバター、ヘッド、ラード、など。


(②一価不飽和脂肪酸)
 *オレイン酸*
不飽和脂肪酸の中では、最も酸化しにくいのがオレイン酸です。
美容面では、保湿力が高いという特徴を持ち、他の美容成分が肌に浸透しやすくします。
オレイン酸が豊富に含まれた油は、古くから美容用として利用されてきました。
オリーブオイル、つばき油、ティーオイルなどにとくに多く含まれ、血液中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や心臓病、高血圧の予防に働きかけます。
オリーブオイル、つばき油、ティーオイル、紅花油、菜種油、ヒマワリ油、アボカドオイル、ピーカンナッツオイル、など。

 *パルミトレイン酸*
マカダミアナッツオイルなどのナッツ系の植物油に豊富に含まれるパルミトレイン酸は、美容効果が高い不飽和脂肪酸です。
パルミトレイン酸はもともと人間の皮脂に約10%含まれている脂肪酸ですが、その量は加齢とともに減少。そのため、パルミトレイン酸を外から補うと皮膚の再生を促し、老化防止に役立つと考えられています。
石けんに使うとオレイン酸より泡立ちはよく、柔らかい石けんに仕上がります。
マカダミアナッツオイル、ナッツ系オイル、レッドパームオイル、ミンク油、馬油(タテガミ下)など。


(③多価不飽和脂肪酸)

*リノール酸*
体内合成できない脂肪酸で食べ物から補う必要があります。
現代の食生活では摂りすぎによる悪影響が深刻になっています。
外食中心やスナック菓子の食べすぎは、リノール酸の過剰摂取を招くので要注意です。
美容面では皮脂腺を活性化させ、肌の水分をキープするバリア機能を守る働きが注目されています。
ただし、オレイン酸に比べると酸化速度が20倍近くいたみが早いため、保存管理には注意です。
グレープシードオイル、月見草油、ゴマ油など。

*α-リノール酸*
リノール酸とは反対に積極的に摂取すべき脂肪酸です。
脳や血管、網膜の健康にも役立ちます。体にもたまりにくくダイエット効果も期待されます。
エゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツバァージンオイル、ローズヒップオイル、など。

*γ-リノール酸*
アレルギーやPMS(月経前症候群)の緩和に役立つと言われています。
美容面では皮膚の炎症を抑える効果があります。
ローズヒップオイル、月見草油、ポラージオイル、など。
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